写真を撮る人のための便利なデジタルツール活用法

2016.03.23

Takashi Yasui

どうもこんにちは、保井崇志 @_tuck4 です。

今や「写真を撮る」ということは、さまざまなデジタルツールを使いこなすことと同義ともいえます。ハードでいえばカメラはもちろん、パソコンやスマートフォンもそうですし、Adobeなどのソフトを活用している方も多いのではないでしょうか。

じぶんもそうで、Lightroomはもちろん、さまざまなデジタルツールにお世話になっています。そこで今回はいくつかデジタルツールをピックアップして、その具体的な活用法をご紹介します。大本命ともいえるLightroomに関しては連載にしてあるので、こちらを参照してみてください。

【Lightroom 実践講座】カタログの概念と写真の読み込みについて

Tool,1 定番!Dropbox

まさに定番といったところのDropbox。じぶんがInstagramに写真を公開するときは、このDropboxを使っています。Lightroomで写真の書き出し先ファイルをDropbox内のフォルダに指定しておくと、すぐにスマートフォンで閲覧、ダウンロードすることが出来ます。

この使い方でいえばLightroomモバイルもいいんですが、写真に後付けした地図情報が反映されなかったり、動作が不安定だったりしたことがあった(今は違うかも)ので、その点で安定しているDropboxを使っています。

InstagramにアップしたらDropboxの中の写真は消してもいいですし、こういったライトな使い方なら無料の2GBが使えるプランでこと足りると思います。じぶんはお仕事で写真の納品方法としても活用していますので、Dropbox Pro 1 TB プランにアップグレードしています。

Tool,2 アイデアをためこむEvernote

EvernoteもDropboxと同じくクラウドサービスなのですが、その名の通りノートみたいに閲覧がしやすかったり、タグ付けして整理できるんですね。Dropboxは大きな箱で、Evernoteはクリアファイルみたいなイメージでいます。

Evernoteにはちょっとした写真のアイデアメモや、InstagramやTumblerで見つけて気に入った写真をスクリーンショットして保存しています。ようは写真に関するインプットの領域です。

あとデジタルカメラなら、使用説明書をPDFでEvernoteにアップロードしておけば外出先でも参照したい時に困りません。「X-T10(お使いの機種) 使用説明書 ダウンロード」などでGoogle検索すれば、取扱説明書をPDFでダウンロードできるメーカーのページが見つかるはずです。

Tool,3 あとで読むサービスPocket

Web上の記事や動画などを保存しておいてあとで読むことができるPocketというサービスをご存じでしょうか。Twitterなどのタイムラインで見つけた記事や写真展の情報などは、その時に読む時間がないこともありますよね。電車で読んでたら降りる駅に着いちゃったとか。そんな時に役立ちます。

デジタルツール

こちらももちろんクラウドサービス。パソコンのブラウザーからでも、スマートフォンからでも、気になる記事をポケットしておけば、後から参照することができます。Evernoteのようにタグ付けもできるので、写真関連以外の記事をポケットしても、後からタグで整理することもできます。

Tool,4 気軽に支払いを受けられるPaypal

特にプロとして活動していなくても「あなたの写真を買いたい」と言われた経験ってありませんか?もしなかったとしても今や時代はグローバル。Instagramなどで気に入ってくれてダイレクトメッセージが来る可能性は大いにあります。そんな時に少額でも気軽にやりとりできるのがPaypalです。

PayPalというのはオンライン決済システムのことです。PayPalにじぶんのクレジットカードを登録しておくと、たとえばWeb上で買い物をするときに、相手に自分のカード情報を知らせることなく決済ができます。その売り手がPayPal決済を採用していることが前提となりますが。

で、ここまではじぶんが払う側のお話ですが、実はPayPalを通してお金を受け取ることができます。下の添付のように、払うだけならパーソナルアカウント、支払いを受け取るならビジネスアカウントの取得が必要になります。

アカウントの種類について

デジタルツール

必要事項を入力した後に、免許証などの本人確認書類をiPhoneやデジカメなどで撮影して、アップロードするというフローがあります。数日後にPayPalから郵便書留でハガキが送られてくるので、再度PayPalにログインして、ハガキの中にある暗証番号を入力するとビジネスアカウントにアップグレードできます。ハガキが送られてくるまで数日ありますので、前もってやっておいて損はないと思いますよ。

個人間であってももちろん収入なので、たくさんお金が入ってきたらちゃんと確定申告してくださいね。

最後に

いかがでしたでしょうか。タイトルを決めた後で思ったんですが、「デジタルツール」ってくくりが大きすぎますね笑。他にもアプリに目を向ければSnapseedだったり、SNSでもPineterestなどなど、写真ライフを豊かにしてくれるツールがたくさんあります。各ツールの使い方はあくまで一例として知ってもらって、ご自身でカスタマイズしてみてください。

うーん、ここまで書いといてあれですけど、あえてこれらのツールから距離をおいて「フィルムカメラ一本で!」なんて方がいてもカッコいいのにな、なんて思っちゃいました。

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Takashi Yasui
Photo & Text by 

2010年に趣味で写真を始める。Instagramとの出会いがキッカケで、2015年にフリーランスフォトグラファーに転身。Instagramを通じての企業案件やアーティストの撮影など、新しいフォトグラファー像を追求している。