写真でめぐる、東欧の旅 【前編】

2016.09.25

ryoko

こんにちは。ryoko(@ryoko_______)です。

今回はこのRECOでも執筆している夫(@inaryu_photo)と10日間に渡って旅した東欧を、写真と共に辿ります。

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東欧といってまず思い浮かぶのが、「音楽と芸術の都」オーストリア。
私と夫はまず、ウィーンに降り立ちました。

ウィーンはクラシック音楽が盛んで、モーツァルトやベートーヴェン、シューベルトなど多くの作曲家が活躍した街。最近では、くるり『ワルツを踊れ Tanz Walzer』の収録地となったことや、ウィーン・アンバサーデ・オーケストラとのコラボ公演で興味を持たれた方も多いかもしれません。

街を歩いてまず最初に気がついたのは、男性がとても大きいということ。少なくとも身長185cmはあって、そうして恰幅がいい。対して私の隣りにいる夫は身長175cmで、やせっぽち。この街にいる私たちは、本当に(見知らぬ国にいるから心情的に……という比喩ではなく、本当に)ちっぽけに見えます。

「学生?」

オペラ座の前で、突然男性から声をかけられました。

「いえ」
「え? 学生じゃないの? じゃあ……」

男性は私の顔を改めてじっくりと確認すると、夫にこう尋ねます。

「もしかしてワイフ?」
「そう。妻です」
「えっ! ワイフ!? 本当に? 君の?」

大げさなジェスチャー。
そのあまりの驚きように、もしかしたらこの人には夫が小人にでも見えているんじゃないかとさえ思います。

だって夫はこの辺りの男性に比べるとずいぶん小さくてやせっぽちで、そのうえポンポンのついた黄色いニット帽を被っていたから。

この街でそんな格好をしている人はひとりもいません。

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「……小人みたいね」

私は夫にそう言うと、先頭をきってこの街を歩き出したのでした。
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翌朝。
長距離移動するため、朝早くに起床します。

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ウィーンの朝はとても暗く、午前6時を過ぎてもまるで夜。声の大きな人やアルコールを持ってふらふらしている人がいると、思わず身構えてしまいます。

それでもなんとか20分ほど歩いてウィーン西駅に辿り着くと、バケットとコーヒーを買って列車に乗り込みました。

ここから4時間かけてハルシュタットへ向かいます。

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ハルシュタットは、碧い湖の美しい街。
映画『サウンドオブミュージック』の撮影で使われたことでも有名で、「世界の湖畔で最も美しい」と讃えられています。

水辺に座っていると、目の前に白鳥が。
きっと餌が欲しいのだろうとリュックやポケットからバケットの残りを探しますが、あいにく私たちは白鳥が食べられそうなものは何も持ち合わせていないのでした。

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次の行き先はメルク。小さくてかわいい街。

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街のシンボルでもある「メルク修道院」が、ドナウ川を見下ろす岩肌に建てられています。それがもう、今日に残る見事なバロック建築。

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メルク修道院の見学を終えると、ローストポークとビールで軽いランチを。
ドナウ川沿いを散歩してから、ウィーンへと戻る列車に乗りました。

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さて、ウィーンに到着。
ここはくるり「ワルツを踊れ」にも登場する老舗のカフェハウス「CAFE HAWELKA」前。
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ここで軽い夕食をと思うものの、煙で覆われた薄暗い店内と壁に染み付いた煙草のヤニに、やや気後れ。
スーパーでビールと夜食を買ってホテルに戻ることにしました。

こちらのスーパーでは基本、レジ袋を使いません。持参したトートバッグをパンパンに膨らませて背負う夫を「サンタクロースみたいね」と笑うと、「メリークリスマース!」と叫びながら街を歩き出すのでした。

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翌日は車でチェコのチェスキークロムロフに向かいます。

朝、部屋のテーブルにコインをハート型に並べ、二人の似顔絵を描いたメモに「Danke(ありがとう)」と添えてホテルを出ると、ウィーンを後にしました。

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ryoko
Photo & Text by 

ライター、編集者。
カルチャー、ライフスタイル誌にて
執筆や編集を行う。