木と生きる人 – 「木こり」という職業

2015.04.16

kunihito miki

kunihito miki’s Colum

そこは風の音しかしない林の中でした。

場所は京都市北部の美しい山林。案内下さったのは、昨年 音楽を通して知り合った山中さん。ご職業は『木こり』です。

京都の北山地方では、室町時代から600年続く 伝統工芸品「北山絞り丸太・磨き丸太」が作り継がれています。山中さんも 苗を植え、山を整え、枝を打ち、美しい直線を保った 杉の丸太を育てる林業家なんです。

「私が植えた苗は、全てを私の手で切るわけではないんです。30年以上育てた後に 次の世代の手によって切られる木も多くあるんです」と山中さん。なんと気の長い話でしょう!自分の子供でさえ二十歳になったら成人して巣立つ・・はずっ!(頼む娘よ,,笑)

職種は違えど 同じモノ作りに従事している身として、「世代を超えて一つのモノを作る」という 大変興味深いお話でした。

そんな中、 「整備された山には格別の美しさがあります、写真がお好きなら いつでも案内しますよ!」 というご好意に甘え、お休みにも関わらず早朝から3時間もかけて、林業の方々が管理されているエリアをご案内頂きました。

FUJIFILM TIARAで撮影

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4WDの軽トラに乗り込み、舗装されてない林道を ガタガタと登ります。山中さんカッコイイ! 地下足袋を履いて 腰には鎌(カマ)を差してます。イノシシと闘う!?ためではなく(笑)、 山道の枝を払いながら 山奥に進むのです!

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めっちゃ登るの速い!ついていくのに必死です(汗;)

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年始に降った大雪の重みで、多くの杉が倒れる被害があったそうです。

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朽ちた切り株には苔が生え、リスがドングリを貯めていました。「小さな国みたいでしょ」と山中さん。

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これはハシといって、伐採の2,3年前より木の表面に絞りの模様を人工的につける道具。天然で絞り模様が付く丸太もありますが、数が少なく大変希少価値が高いそうです。

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お隣の山で絞巻きしている木があったので撮らせて頂きました。

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Pentacon Sixで撮影

超重たいPentacon Sixでも撮ったので、もう少しお付き合い下さい。

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美しい木々の風景を撮り、山中さんも たくさん撮らせて頂きました(笑) 普段 あまり人を撮らないのですが、山中さんと一緒にいると、人柄と笑顔に惹かれ、撮らずにいれなかった訳です。

貴重な時間を割いて ご案内下さって 本当にありがとうございました!撮らせて頂いた家族写真と、ガッツポーズしてもらったこの一枚。大きくプリントしてお送りしようと思います。喜んでもらえるかなぁ。

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