タテ構図とハーフカメラ

2016.05.03

kunihito miki

こんにちはkunihito miki @kunihito.miki です。

今年のテーマの一つは「タテ構図」をもっと楽しみたい!普段PCモニターをメインに写真を見るので、大きく表示されるヨコ構図の撮影に偏ってしまいがち、これすごく悪いクセになっています。

先日見た「写真家ソールライター」の映画では、出てくる写真の9割がタテ構図。元ファッション誌のカメラマンだったから?なんて思いながら 劇中に紹介される素敵なタテ写真に触発されてこの記事を書いています。

さて普通のカメラでタテ構図を撮る場合、カメラを90度回して右手を上に構えて撮りますね。もっと手軽な方法はないかと・・・思い出したのがタイトルにある「ハーフカメラ」です。そーゆうたら山ほど持ってます。数ある中でも特徴ある4機種を並べてみました。

halfcamera

これらハーフカメラは普通のカメラと違い、ファインダーを覗くとタテ長の構図なのです。

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実際に撮影したフィルムは次のように36mm×24mmで横長のコマを、半分の面積になる18mm×24mmのタテ長で撮影しています。つまり36枚フィルムを使って2倍の72枚撮ることが出来るんですね。

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散歩に出る時に「今日は帰るまでタテしか撮らない!」って心に決めるんです。途中、どー考えてもこの場所はヨコだよねぇ、、と心折れかけるシーンも多々あるのですが 意地になってタテで撮り続け、その結果「なんじゃコレ?」みたいな写真が量産されております(笑)

それではハーフカメラで撮った作例を、オタクな情報も交えて20枚ほどご紹介させて下さい。 ( 使用フィルムは全て FUJICOLOR 業務用 ISO-100 / 無補正 )


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CANON DEMI(左)
レンズ性能はシャープだけどコントラストは控えめ、ナチュラルな描画が気に入ってます。ピント・露出設定の操作も比較的簡単。晴天によく持ち出すハーフカメラです。

 

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KONICA EYE(左から2つ目)
1番のお気に入り 露出は自動で距離は適当に合わせればホント綺麗に撮れる。晴れでも雨でも、外でも室内でも良い描画を出す秀逸なレンズです。ファインダー内に露出と距離の目盛りが表示されてるので、覗いたまま操作が完結できるのも魅力。

 

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RICHO AUTOHALF(右)
超コンパクトです。ハーフでは珍しい広角レンズ搭載。シャッター押すだけでピントも露出もカメラ任せ。ぜんまい自動巻上げのお陰でリズムよく撮れます。遠景は弱い気がしますが3~5mはすごく良い描画。今は10歳娘の専用カメラになってます。

 

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PEN EE3(右から2つ目)
シャッター押すだけ!ピントも露出もカメラ任せでOK。特筆すべきは優秀なレンズ性能です。固定焦点ながら近景~遠景の隅々まで不思議とばっちりピントが来る。当時の大ヒット品なので中古でも良品が数多くあり値段も安い。ハーフ入門には特にオススメです。


ここからは写真のみで

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