カプセルカメラ 「オリンパスXA」

2017.03.27

Hisa Foto

Hisa Foto @hisa_foto です。

今回ご紹介したいカメラ。それは発売当時カプセルカメラ、石鹸箱、クラムシェル、などと言われたオリンパスのエポックメイキングな『XA』という小さいカメラです。

発売されたのは1979年。1979年といえば、SONYのウォークマン(TPS-L2)が初めて世に出て、初代機動戦士ガンダムのTV放映があった年、そして小生Hisa Fotoのバースイヤーなのであります。うーん素晴らしい。

当時コンパクトカメラは初心者向けという概念の時代で、そこそこ写るレンズにシャッタースピード、ピント合わせはカメラ任せで自動巻き戻しなど面倒な操作を省いたカメラが主流だったそうです。

そんな中ただ「写ればいい」ではなく「思い通リに写せる」、それでいてコンパクトなカメラを待ち望んでいたターゲットに向けた今までにないカメラだったのです。

カメラの歴史の1ページに残るオリンパスXA。その後XAシリーズが続々と発売されることになりますが、何が革新的だったかというと、、、

すごいコンパクトなのに、いろいろ本格的。でもって大衆価格。この言葉に尽きます。いろいろってなんやねん怒!となってしまいますのでもう少し説明しますと、

1. とっても小さい・・・幅10.2cmx高さ6.5cmx厚み4cm
2. ピントが自分で合わせられる(このサイズのカメラでは他にほとんどない)
3. 絞り優先AE
4. レンズは5群6枚のズイコーを搭載
5. レンズキャップ不要のカバー式、
6. フェザータッチのシャッターボタン

トップ面の『XA』のフォントがグッときます。

本体は主にプラスチック製なのですが、中身がギッシリ詰まっているいるせいか不思議とおもちゃっぽくはありません。電池が必要ですが市販のSR44というボタン電池が2つでOK。

ピントは85cm~∞までの連動距離計。絞り優先のシステムなので、ざっくり言うとカリカリ撮りたいか、ボケを使いたいかを先に決めることができるというもので、カメラがそれに合わせて、適切なシャッタースピードを自動で選ぶ、という方式です。

バリアーと呼ばれるカバーをスライドさせるとファインダーやレンズがメカっぽく現れ、閉めるとシャッターはロックされレンズもファインダーも保護される非常に考えられたデザインなのです。また低速スピードでもブレにくい触れる感覚のシャッターボタンになっています。

スナップマークが用意されていて、ISO400を入れて、距離を赤マークの3メートルに、絞りをオレンジ色のF5.6、もしくはF8に合わせておけばパシパシと写ルンですと同じようにただ写すだけでOKな設定にすることも可能です。

続きまして肝心の作例を。

バイクの荷台の金属の部分、なかなかの質感表現だと思いませんか??発色もやらしくなく、花の立体感もGOOD。

85cmまでしか寄れません、、、ですがボケもこの通りです。

35mmレンズは広角の部類に入りますので風景をパシパシと撮るのにも向いてますね。個人的には緑の発色が好きです。

実は着脱式のユニークな小型ストロボもあり、単三電池一本で動くのが便利なのです。不要な際は外しておけばいい。ここにもメーカーのコンパクトさへのこだわりを感じます。

肌身離さずカメラを持っていたい、本気カメラのサブとしてポケットに、あるいはこっそり仕事カバンに忍ばせて。そんなカメラおバカさんに持ってこいな一台。あなたもお一ついかがでしょうか?


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