撮るたびに好きになる、京都
2016.07.16244 @tsuyoshinges -Column
わたくし244は2015年の春から京都を撮っています。
まだまだ魅力的な場所はあるんでしょうけど、ほぼ撮りたいシーンは1年間かけて撮れたんですね。で、次は何を撮ろうかって少し悩んでいた時期がありました。それでも何度でも自然に足を運ばせてくれたのがこれらのロケーションでした。
八幡
大徳寺高桐院
伏見稲荷大社
京都駅ビル
宮川町
何回も同じ場所を撮ることによって、いろんな発見があることに気付いたんですね。
たとえば季節によって変わる空気感や、日の沈む位置、何よりも自分とそのロケーションとの関係性が映り込んだり。訪れるたびに、ファインダーを覗くたびに、「またか」ではなく「あぁ、やっぱりここだ」と再び心が掻き立てられる感覚になります。
八坂通り・二年坂・三年坂
祇園
第三者からみると同じロケーションだとどれも似たような写真と思われがちなのですが、アプローチの仕方やエディットの好みが少しずつ変わってきてるので自分の中では全く違うものなんですね。
写真を見る側からのリクエストを感じてそれにレスポンスすることって、もちろん大切なことだと思うんですけど、まずは自分が何を撮りたいかでしょうし、受け手のことばかり考えすぎると自分との中に歪みが生まれてしまいますね。
共感を得ることって、決して自分と誰かとの答え合わせをすることではないと思うんですよ。ファッションや音楽と同じように、自分に似合うものって自分にしか決めれないんです。
あなたに似合う、撮るたびに好きになる場所、探しに行きませんか。
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