また行きたいフィンランド・ヘルシンキ【後編】
2017.04.11どうもこんにちは、保井崇志 @_tuck4 です。後編も元気にまいりましょう。
友人たちには「ヘルシンキ?どこそれドイツ?」なんて言われながらも、じぶんもほとんど前情報なくやってきたわけですが、滞在期間の一週間もあっという間に過ぎていく充実ぶり。やっぱり旅は良いですね。
移動と街歩きのポイント
前記事ではその気になれば歩いて回れると書きましたが、通常はトラム(路面電車)を駆使して移動します。日本と同じように、Googleマップで目的地へのルート検索をすれば、乗り場も降りる場所もすぐにわかります。乗り場によっては電光掲示板もあってわかりやすい。海外の乗り物は遅れるイメージですが、ヘルシンキのトラムは完璧な運行で、少なくともじぶんが乗ったトラムで遅れは一本もありませんでした。
街中にいても海から吹き抜けてくる風で本当に寒いので、無理すると風邪をひいてしまいます。じぶんもエストニアのタリンから帰ってきた翌日は風邪でダウンして丸一日アパートにこもる羽目に笑。
前回の記事でもあったヘルシンキ中央駅を拠点にすれば、駅の中のカフェで暖まれるし、トラムもほぼこの中央駅近くに発着するので便利です。
トラムはフリーパスを買っていればいくらでも乗れるので、何度もヘルシンキ中央駅に戻りながら行動しました。
本場のサウナ体験!
実はフィンランドはサウナの発祥地ということで、せっかくなので体験してきました。
じぶんが行ったのは「Yrjönkatu swimming hall」という、中央に大きなプールのあるサウナ。もちろん写真NGなので、「Visit Finland.com」からのキャプチャを。
サウナは男性のみの日、女性のみの日と、曜日で入れる性別が決められています。それもそのはず、みんな真っ裸でプールを泳いでるという笑。この写真のように水着を着ている人もいるのですが、サウナは細菌発生を予防するため水着禁止なので、もうその流れでプールもマッパなわけですね。
プールがあるのは一階で、二階に上がれば両サイドに個室がズラッと並びます。一階で受付をして二階に上がり、スタッフにタオルとバスローブをもらって、個室に案内してもらいました。個室といってもカーテンで仕切られて、簡易ベッドとテーブルがあるのみなのですが、好きなペースで休憩できるのがナイス。食事や飲み物も注文できるので、じぶんも相当長居してしまいました。ただ貴重品に関してはテーブルの引き出ししか鍵付きスペースがありません。この引き出しのおかげで、ちょっとしたトラブルになるのですが、後ほど。
この体験はこれぞ「Local things!」な感じで、観光客もいなくて、黒髪のじぶんは明らかに浮いた存在に。さすがに真っ裸でプールは出来ませんでした。平泳ぎとか落ち着かないわ。
サウナは、そんなに暑くない電気ストーブみたいな部屋があったり、80℃の部屋、90℃の部屋、と暑さレベルで分かれた薪サウナなどなど数種類ありました。薪サウナでは暗黙のルールなのか、サウナが暑くなりすぎないように、バケツの水を薪にかける係みたいなのが決まってて、じぶんも観光客だとナメられちゃ困るってわけで、狙いすましてその役をゲットしましたよ。うん、通っぽい。
サウナにこもって、軽食とって、個室で寝転んで、またサウナ、たまにプール・・・と、めちゃ堪能してしまいました。
スッキリした後は近くの「NAUGHTY BRGR」というハンバーガー屋さんで夕食を。汗をかきまくった後だからか肉がうまい!
そんなこんなで「さて帰ろうかな」と時計を見るとあれ、時計がない!先ほどのサウナの個室で、テーブルの鍵付き引き出しの奥に入ってしまって、忘れてきてしまったのでした。
NAUGHTY BRGRまで遠回りして歩いてきたし、お店でもけっこう長居して、サウナを出てから2時間はたっています。時計はセイコーアストロン、これは望み薄かなとションボリしながらも、駄目元でサウナに戻ってみると・・・あっさり戻ってきました!次に個室に入ったお客さんがスタッフに届けてくれていたのです。フィンランド最高かよ。そりゃ世界平和度指数でも上位に来るわ。
快晴の週末
いよいよ帰国も間近になってきた週末は見事に晴れまして、こうなるとまた街の表情が変わります。サウスハーバーはマーケットで賑わっていました。この日まで晴れ間を見ることは少なかったので、余計に幸せに感じました。太陽の恵み感がハンパない。
マーケットで買い物をした後はランチで、ヘルシンキ大聖堂目の前の「Savotta」へ。
このサーモンとジャガイモの入ったクリームスープがすごく美味しいです。
お腹もいっぱいになったので、またしばらく歩き回ります。歩いていると上着を脱ぎたくなるくらいの陽気。
トラムに乗って「岩の教会」といわれるテンペリアウキオ教会に行ってみたり。
これまたトラムに乗って、美術館「HAM」へも足を運んでみたり。トーベヤンソンの壁画とか見れましたよ。ムーミンのイメージしかなかったので、ダイナミックな壁画にビックリしました。多才、多作な方だったんですね。
HAMはカフェも併設、ちょっとしたお土産も買えます。ムーミングッズがいっぱいありました。さすが。
霧のヘルシンキ
さて、いよいよ帰国の日、飛行機は夕方だったので午前中はゆっくり荷造りの予定で朝起きると・・・、なんと一面の霧!慌てて着替えてカメラを取っつかんで外へ出ます。
あんなに晴れて穏やかで暖かだったヘルシンキが前日ですよ。たった一日でこのサイレントヒル状態に笑。
霧は小一時間ほど歩いているとだんだんと晴れていきました。アパートに戻って荷造りをしている間にはまた快晴に。なんだかじぶんのために霧の景色を見せてくれたみたい、って勘違いしときます。
ヘルシンキでの最後の食事は「AlppiTori」というお店で。ローカルなオシャレカフェという感じで、またあのサーモンのクリームスープいただきました。
ミートボールにマッシュポテト、そしてなぜかラズベリーソースという組み合わせで、これが合うという不思議。
まとめ
そんなこんなで一週間のヘルシンキ滞在を終えたのでした。お酒が全く飲めないこともあって、ナイトライフのレポートがなくてすみません。それにしてもよく歩き、よく食べ、よく撮りました。ほんとうに盛りだくさんで、素晴らしい経験でした。
ヘルシンキはコンパクトな街なので、2.3日もあれば主要な観光スポットはカバーできます。日本でたとえると金沢みたいな感じでしょうか。サウナなどのローカル体験や、前回紹介したエストニアのタリンへの旅など組み合わせると、ちょっと人と違ったヨーロッパ旅行が味わえると思います。
コーヒーをテイクアウトして一日中、公園や港で過ごすみたいなことや、白夜も経験してみたいし、また行きたいな。
「Helsinki Secret」Webサイト : #HelsinkiSecret Residence
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