Simple Use Film Camera
2017.05.22こんにちはkunihito miki @kunihito.miki です。
こんなカメラがあればいいのに!と待ち望んでいたカメラがとうとう発売されました。一見「写ルンです」のような使い切りカメラに見えますが、最大の特徴はフィルム交換が出来ること。
「Simple Use Film Camera」 フィルム1本入り 1680円です。
フィルム交換は当たり前じゃない?と思われるかもしれませんが、「写ルンです」と同等のスペックでフィルム交換出来るカメラは今まで存在しませんでした。その証拠に発売当初の4月には待ち望んでいたユーザーが殺到して「売り切れで買えない!」なんて声も聞こえていました。
発売元はトイカメラ・インスタントカメラ・レンズ・フィルムなどのオリジナル商品を販売しているLomographyというオーストリアの会社(以後Lomoと表記)。 以前からクラウドファンディングでユーザーから開発資金を調達していますね。つまりニーズを把握してモノを作るので魅力ある商品が多くあります。
Lomo製品の特徴は
・個性的なデザイン
・低価格でもそこそこの満足感
・出てくる写真にLomo独特の雰囲気があってSNS等でシェアしたくなる
って、まんまと私 Lomoの戦略に引っ掛かってる気がしないでもない(笑)ただ、肝心なのはどんな写り?すぐに壊れない?ランニングコストは?など気になる点を確認してみようとGWに色んな環境で撮影しましたのでご紹介させて下さい。
街にて
シャッターを押すだけで柔らかい良い雰囲気に写ります。「写ルンです」の方がもう少しシャープに写るかなぁという印象です。こちらには「写ルンですの記事」があるので もしお時間ありましたら比較下さい。「写ルンです」 と「Simple Use Film Camera」 それぞれ独特の魅力があるかと思います。
港にて
逆光の場合、影の中から撮るといい雰囲気が出ますね。実はRollei35でも同じカットを撮影しましたが「Simple Use Film Camera」の方が良い感じに仕上がるというミラクル(笑)
レンズに直接太陽を入れても写ルンですとは違う雰囲気。写ルンですはラッキーだと光のリングが出現しますが、Simple Use Film Cameraでは一度もリングは出ませんでした。残念、、
山にて
晴天での強い日差し。普通のカメラで撮るとコントラスト強すぎる環境でも独自のゆるさが手伝って柔らかく写し出してくれます。
特に好きなのは 少し暗い環境での描画です。
海にて
恒例の指被りが右下に。写ルンですと変わらずSimple Use Film Cameraでも多発しますね(笑)
木漏れ日にて
ここからは海の撮影から2時間後です。写真屋さんに現像出してすぐ自転車に乗り換え、木漏れ日が溢れる神社へ向かいました。
橋を渡ってお参りをしたら急いで撮影しないと!なぜなら住吉大社は16時に閉門するのです。
晴れの夕方は四季を問わず良い光で溢れています。特に本宮の東側がオススメです!
木漏れ日を追いかけていたら導かれたようにトイレにたどり着く・・ついでに用もたす・・こんな情報いらんか。
守衛さんが来られましたので撮影は終了!16時になったら容赦なく閉門されますので速やかに退出しましょうね。
最後に
GWは「Simple Use Film Camera」のお陰で楽しく撮影を満喫出来ました。約10日間ほど使ってみてた感想をまとめます。
①味のあるソフトな描画、シャープネスは「写ルンです」が上かなぁ。暗部の描画はSimple Use Film Cameraの方が好み
②2本目からランニングコストが写ルンですの半分程度(FUJI C200使用)
③個人的にデザインは好みだ
④ちゃちい造りですが15本以上使って全然壊れそうにない
⑤フィルムの巻きつけ作業は相当慣れが必要
・・とこんな感じです。
「Simple Use Film Camera」には写りすぎない良さがあります。このカメラから出てくるモヤッとして 何か少しモノ足りない写真が気に入りました。人も写真もモノ足りない位の方が楽しいのです。
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