鎌倉にひとり、ともだちを作ろう
2015.03.30はじめまして。
このたびRECOで記事を発信していくことになりました、lemiと申します。初回は、私が20年住んでいる鎌倉をご紹介したいと思います。
今回題名にした「鎌倉にひとり、ともだちを作ろう」というこの言葉。実は雑誌「BRUTUS」で、一度特集として取り上げられたテーマになります。
パクリですか!という突っ込みが入りそうですが、全くその通りです。でもこの言葉が好きだから、ともだちを作ってほしいから、この言葉を選びました。また、BRUTUSでは鎌倉に住むことにフィーチャーした内容となっていましたが、今回の記事は鎌倉に住むことを推奨するものではありません。
鎌倉というと、皆さんどんなイメージを浮かべますか。歴史があって、山があって、海があって。写真好きの皆さんにとっては、鎌倉はフォトジェニックな街の一つでもあるかもしれません。
でも、住んでいる私だからこそ言えることがあります。鎌倉はそれだけじゃない。神社よりも、山よりも、海よりも、鎌倉は人が面白い!ということです。
東京から電車に揺られて小一時間。とても住むのに便利な土地ではありません。私は都内の大学に2時間弱かけて通っていますし、鎌倉に住む多くの人は都内に勤務、または通学しています。それでも鎌倉に住もうとするのは、自分の生き方にこだわりを持っているからだと私は感じています。
鎌倉にひとり、ともだちを作りましょう。
たとえばたまたま入った喫茶店でマスターに思い切って話しかけてみるのも良いです。「自分はもともと建築家だったけれど、建物を設計するだけじゃなくて、その空間の中身を、生活をデザインしたかった。だからカフェをはじめたんです、出勤前にこの空間でコーヒーを飲んで気持ちのいい朝を迎えてもらう。ぼくはそういう毎日を設計してるんですよ」なんて話が聞けるかもしれません。
夜は立ち飲み屋で隣のおじいちゃんに話しかけてみましょう。「人生楽しくてしょうがないねえ」と笑う90歳のおじいちゃん、実は現役の漁師さんであり役者さんという面白い経歴の持ち主だった、なんてこともあるかもしれません。そんなおじいちゃんの写真を撮るのもまた一興。
わざわざ鎌倉に来て、観光して写真を撮るだけではもったいない!
ぜひ鎌倉に住む人の哲学に触れて、その「暮らし」にレンズを向けてみてください。それはあなたの人生を少しだけ豊かにする、そんな一枚になるはずです。
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