休館日の太田市美術館・図書館へ
2017.10.20「And more」は、休館日の美術館や博物館を特別にご案内いただき、実際に見て、歩いて、感じた魅力を写真で切り取り伝えるという、凸版印刷株式会社とのタイアップ企画になります。
写真を通してその場の空気をどのように表現し、伝えることができるのか? 撮る側の力量が試されるこのプロジェクト。
Vol.2となる今回の参加メンバーは、 フォトグラファー Takashi Yasui(@_tuck4)さん、6151(@6151)さん、モデル 彩雪(@1116for)さん、そして写真・執筆・モデル……なんでもやります担当の私(@nagiko)の4名。
そして舞台となった美術館はこちら。太田市美術館・図書館です。
太田市美術館・図書館がある群馬県太田市は、栃木と埼玉の県境に囲まれた街で、東京からはクルマで2時間ほど。渋谷駅8:00集合で行ってまいりました。
駅の目の前に突如現れる白いハコ
東武鉄道・太田駅北口。ロータリー脇に突如現れる、お洒落な白いハコ。
コンクリートとガラスの箱を積み上げていったような特徴的な建築は建築家・平田 晃久さんによるもの。
入り口は3箇所。どこから入ってもOK。3階建ての建物はゆるやかなスロープでつながっていて、アート、本などとふれあいながら歩いていくと、自然と施設内を1周できるつくりになっています。
訪れた時は「絵と言葉のまじわりが物語のはじまり」という絵本をテーマにした企画展が開催されていました。(〜2017年10月22日(日)まで)
普段は子どもたちが床で自由に絵本を読んだり、おしゃべりしたりして、賑やかなこの空間も、休館日にはまた違った顔を見せてくれます。
1階と2階を繋ぐスロープには画家の大小島 真木さんが描いたダイナミックな壁画が。モデルの彩雪さんが着てきてくれた赤が映えます。
歩みを進めるごとに違った表情を見せてくれる空間です。
2階と3階を繋ぐ、しなやかな曲線が美しい螺旋階段。
3階にはワークショップを開ける開放的なスペースや太田駅のロータリーを望むテラスも。屋上は緑化されており、空中庭園のようなしつらえになっています。
絵本やアートブックが充実した図書館
電源が設置されている席もありました。読書も仕事も捗りそう。
児童書コーナは靴を脱いで上がるスタイルで、白木の柔らかな床材が優しい雰囲気。絵本には特に力をいれているそうで、国内外から集めた絵本の蔵書は約12,000冊も。
「地産地消」をモットーにしたお洒落なカフェも
美術館から図書館へ、ぐるり1周して1階に戻ってくると、そこには地元で人気の「BLACKSMITH COFFEE」が手がけるお洒落なカフェが。
美しい”サイン計画”
訪れる人にアートや本を楽しんでもらうことと同じように楽しんでくれるようにデザインされたという、サインもあちこちで目に止まります。
最後に
単なる美術館・図書館ではなく、人や文化、カルチャーなどが混ざり合う地域のまちづくりの拠点である、というコンセプトの元に作られただけあって、美術館らしからぬ多面性のある空間作りが印象的な場所でした。どこを切り取っても画になるので、カメラ好きにはたまらないはず……!週末は沢山の家族連れで賑わっているそうです。
次回はどこに行くのかな? Vol.3もお楽しみに。
↑6151さん。
↑Yasuiさん。
↑モデルの彩雪さん。
↑座敷わらしのようなわたし。
太田市美術館・図書館の皆さま、お休みのところご協力ありがとうございました。
※全ての写真撮影は美術館のご協力を得て、許可の下、実施しています。
And more 公式サイト
太田市美術館・図書館 公式サイト
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