「FUJIFILM X-T1」とオールドレンズ「Helios 44-2 58mm f2」レビュー
2015.08.18244 @tsuyoshinges -Column
この記事を読まれている方は、多くがレンズ交換式のカメラを使用されているかと思いますが、レンズはカメラボディと同じメーカーであったり、または互換性があるものを選ぶのが基本になっています。今回レビューするのはFUJIFILM X-T1とオールドレンズのHelios(ヘリオス) 44-2 58mm f2です。
オールドレンズとはフィルムカメラにつける用途で製造された古いレンズのことで、現代のデジタルル一眼レフ、ミラーレスカメラでも、マウントアダプターをつけることによって使用できます。
Helios 44-2とは
1973年から1990年の間にロシアで生産されたマニュアル式単焦点レンズで焦点距離は58mm、解放絞り値はF2です。じぶんはネット中古で購入したのですが、なんと本当にウクライナから、忘れた頃に送られてきて驚きましたね。
ボディへの装着
このままではボディにレンズをはめることができませんので、M42マウントのアダプターを装着して使用します。
X-T1との相性
X-T10が発売されてから影の薄くなっているX-T1ですが笑、まだまだ人気機種の素晴らしいカメラです。実はミラーレス機とオールドレンズはめちゃくちゃ相性良いんですよ。
特にフィルムユーザーの方はサブ機としてXシリーズを使っていて、それにオールドレンズをつけていますよね。先ほど焦点距離は58mmと表記しましたが、実際にミラーレスにオールドレンズを装着すると焦点距離は倍ぐらいなります。100mmぐらいで考えてもらったほうがいいと思います。
ヘリオスレンズの魅力
現在販売されているキットレンズにはAFや手ぶれ補正が備わっているので精度は良く、写りも申し分無いですよね。しかしこのオールドレンズはマニュアル式なのでピントが外れてしまっていたり、時に白飛びしてしまったりクセも強いんです。
でも使っているとたまにじぶんでもびっくりするぐらい、めちゃくちゃいい写真が撮れる時があるんですよね。その偶発性がこのレンズの一番の魅力なのかなと思います。
その中でも特色としてはやはり背景のぐるぐるボケと逆光時のフレアでしょう。
向いている被写体
写真からもご存知のとおり、ひとや植物、特に被写体を強調させたい時の撮影に向いていますね。画角が狭いため、風景を撮るのは難しいかなと感じます。
最後に
いかがでしたでしょうか。ふだんからキットレンズを使っていると、マニュアルフォーカスが不便に感じてしまいますが、慣れればピント合わせも楽しく感じます。何よりも「じぶんで撮った感」が増すと思いますし、今よりもっと表現の幅も広がりますよね。
じぶんにしか撮れない写真、撮りに行きましょうよ。
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