プロのフォトグラファーって何なんでしょうね?という話
2015.12.04どうもこんにちは、保井崇志 @_tuck4 です。
さて、12月に入って今年も終わりが近づいてきました。この2015年という年は個人的にもいろいろありました。「フリーランスフォトグラファーとしてやっていきます」と宣言してじぶんなりに動いてきまして、もしかしたら人生で一番楽しい時間を過ごしているかもしれません。
いろいろとあった中で、プロのフォトグラファーとは?と、考えさせられる機会がたくさんありました。で、今回のこの記事なんですが、まず最初に結論を書いておくと、プロとかアマとか、もうどうでもいいんじゃないですかね?ってことなんですね。
なんでそう思ったか、ということでお届けしていきましょう。
プロのフォトグラファー像
まず、じぶんじしんが抱いていたプロのフォトグラファー像というのは単純に「素人には一生撮れないレベルの写真を撮れる人」というのがありました。ふわっとしてますけど、例えばナショナルジオグラフィックに載っているような写真を撮る人がプロなんだと。
環境的にも、例えば2ヶ月も3ヶ月も、ジャングルに入ったり、雪山にこもったりするとなったら、当然アマチュアでは生活のためのお勤めがあるのでできないわけです。そんな環境を整えられる人こそがプロのフォトグラファーなのだと。
さらに商品の撮影、いわゆるブツ撮りの世界などは、それこそ鬼のようなライティングの知識と撮影の技術を駆使して撮影するような・・・、いやちょっと表現しきれないですけど、わかりますよね笑。
これらのフォトグラファー像は、別にハズレているわけではなくて、もちろんそういうフォトグラファーもいらっしゃるし、今後も出てくるでしょう。で、じゃあじぶんもプロとして、そうなりたいかというとそうでもないんですよね。
Instagramというプラットフォームについて
いろんなところで話をしているのですが、じぶんが写真を始めたのは5年前、姪っ子が生まれたのがキッカケでした。当初は家族写真や友人との記念撮影程度でしかなかった写真というものに、少しずつのめり込んでいったわけなんですが、大きなターニングポイントになったのが、3年前にスタートしたInstagramでした。
アマチュアであろうがプロであろうが、フラットに発信できるプラットフォームというものに感動しました。Instagramでは、コンセプトやテーマを決めて発信したり、キャラクターにこだわったり、イベントを主催してしまったりと、収入も発生しないのに、写真に夢中になっている方がたくさんいました。
ほどなくしてじぶんもその一人となってしまいました。冒頭でもリンクしていながらしつこいですけど、TuckのInstagramはこちら。
わたくしTuckのInstagramを見てもらえると、そりゃ当然ある程度のレベルには達していますが、「素人には一生撮れないレベルの写真」ではないことがわかります。2年くらい趣味として本気でやればだれでも撮れると思います。
で、ここで出てくるのが、プラットフォームの可能性であり、魅力なんですよね。
プラットフォームの魅力
「アマチュアであろうがプロであろうが、フラットに発信できるプラットフォーム」と前述しました。ここにプラットフォームの魅力が凝縮しています。
じぶんのケースでいうと、今年に入ってからInstagram上で京都の写真をメインテーマに発信することで、英デイリーメールや、HYPEBEASTにまでとりあげられるようになり、経緯をまとめたブログ記事、
これがFacebookで1900をこえるリアクションをもらえるほどバズりました。そこからのご縁で、Yahoo!ニュース個人でもインタビューされました。
フォトグラファーのお仕事的には、こういった露出をキッカケにして、現在進行形ですがいろいろと進んでいる状況です。もちろん、ここRECOでもできることを考えていますよ。
テーマを考える
で、ふと考えたんですけど、じぶんのような動きって、別に会社をやめて、独立しなくてもできるのでは?ということなんですね。テーマやキャラクター、見せ方を考え抜いて、さらにプラットフォームの後押しがあれば、だれでも可能性があります。
これからは写真学校に通ったり、偉い写真家さんに弟子入りしなくても、どんどん新しいタイプのフォトグラファーが出てくるんじゃないでしょうか。むしろ、現在プロとして頑張っているフォトグラファーも、将来仕事がなくなってしまうかもしれないし、反対に趣味で楽しんでやっているだけの方が、将来抱えきれない案件の来るフォトグラファーになるかもしれません。
テーマを考えてみましょう、楽しんで、長く続けられるテーマを。漠然と好きなものを撮るところから抜け出したときに、プロとかアマチュアとか関係ないゾーンに一歩踏み入れることになるんだと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。だいぶとりとめのない感じになってしまいましたが、ようはプロであろうが、アマチュアであろうが、写真にたいしてのこだわりとか想いみたいなものは優劣がないと思うんですよね。
この記事をキッカケに、わたしもこだわって写真に取り組んでみよう!なんて思ってくださる方がいれば嬉しいです。写真って面白いですよね。
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