写真を組む
2016.08.02こんにちはkunihito miki @kunihito.miki です。
天才アラーキーが言いました
「見せないんだったら、撮らないのと同じだ!」
RECOをご覧の皆さんは沢山の写真をアウトプットされていますか? とにかく単純な私はアラーキーの言葉を信じてInstagram・Tumblr・Facebook_page 等々~色んな場所で 垂れ流すように写真をアウトプットしています。今は「垂れ流し」でも、いつか「源泉かけ流し」くらいエエように言われたいもんですね。
さて、写真をアウトプットする際の表現方法には、一枚の写真で表現する「単写真」に対し、複数の写真でストーリーや繋がりを連想させる「組み写真」があります。写真集や写真展そしてRECOの記事でも、この組写真が多く使われています。不思議なもので同じ写真を使っても、並べる構成によって効果的に良く見えたり、逆に何だコレ?に見えたり。
撮った後に行う「写真を組む」という作業はとても奥が深いようです。今日はそんな私が試行錯誤を繰り返す「組み写真」のお話です。
「組み写真ってどうするの?」
最初は誰もがそう思い 「組み写真の方法を教えて!」とGoogle先生に聞いてみたりする訳です。ところが・・一枚目はアレで、次はコレを組み合わせて、最後にソレを入れたら出来上がり~♪ と料理レシピのごとくわかりやすい説明など皆無なのです。
ある人は「状況説明になったらダメ!」と語り、ある人は「状況がわかるよう並べようね!」と語ったり、中には、あーだこーだと語った挙句 「あなたの好きに並べなさい!」 って・・・わかっとるわぁ~い ! と椅子からズリ落ちそうになりました。
答えが無いなら、とにかくやってみよう!
出来るだけ簡単に始められる方法はないかな?と私なりに考えた3つの方法で 組み写真にトライしてみました。いずれも3枚の写真で構成しています。
①とにかく簡単、短時間でまとめ型
この3枚は約10分の間に撮った写真を時系列に並べています。10分はあまりに短いですが、例えば旅行などで同じ日程のうちに撮った写真は比較的ストーリーを組み立て易いかもしれません。
②これも簡単、同じ場所でクルリ型
この3枚は同じ立ち位置で撮りました。左向いてパシャ → 右向いてパシャ → 後ろ向いてパシャ と何とも簡単です。1枚目の鏡の中には2枚目の道が写っています。2枚目の右にある木は 3枚目の左にある木と同じなんです。撮る向きが変わると光の方向も必ず変わるので、同じ場所でも同じような写真になりにくい利点があるかと思っています。
③配色で統一型
アクセントになる色で組みを作ることに否定的な意見を目にしますが、引き出しの一つしては全然ありだと思っています。ストーリーに配色のつながりを加えることで画面の統一感が増すかもしれません。
以上で終わり!と言いたいところですが
番外編のざわわ型
脈絡がない3枚だけど、じーっと見てると頭の中で何かが繋がって感情がざわわと動く。上手な人の組み写真を見てはそんな風に「ざわわ」と心をかき乱されてまして、今回それに憧れてマネしてみましたが、、ん~難しい・・・・ でも あきらめませんよ、毎日少しづつ練習を重ね、いつか皆さんの心をざわわ~とさせてみたいです。
最後に
今までの私は構図・アングルなどの撮影技術ばかりに囚われていたように思います。写真を良く見せるには
・撮影時の「上手く撮る技術」
・撮影後の「上手く見せる技術」
この2つを合わせ持つことで より良いアウトプットが出来るのでは?と 考えるようになりました。
私は人様にレクチャー出来るような立場にないのですが、「写真を組む」という作業は自信を持って皆さんにお勧めできますよ!写真を・並べて・見直し・発見する。 きっと写真の新たな価値観を見出せるかと思います。
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