The City -San Francisco-
2015.02.062014年1月27日。
場所はアメリカ合衆国、カリフォルニア州、サンフランシスコ。
この写真たちは去年サンフランシスコを友達の写真家と一緒に訪れた時の物です。小さな街の殆どが坂道から成るこの美しい街は、本当にどこを切り取っても絵になります。
心臓破りな急斜面の坂を街の名物でもあるトロリーバスがギシギシ音を立てながら上り下りする様子や、碁盤の目の様に綺麗に区分されたブロックだからこそ見えるどこまでも続くまっすぐな道。何気なく歩く街の人だってどこかお洒落に見えてしまいます。
何と言ってもこのゴールデンゲートブリッジは別格です。
サンフランシスコのトレードマークでもあるこの美しい橋は何度見ても魅了されます。滞在中わずか四日間のうちに三度もこの場所を訪れ、下から、対岸から、朝、夕暮れ、霧と様々な角度から色々な表情を見せてくれました。
サンフランシスコはその特殊な地形からか、霧の名所でもあります。今回も滞在期間の実に半分以上は霧に包まれるという、幸運(?)に恵まれました。
カンカン照りの太陽や肌の焼ける様なビーチを想像してサンフランシスコを訪れると見事に裏切られる事になります。夏でも気温は20度足らず、太陽どころか毎日霧ばかりと、そこには僕たちのカリフォルニアのステレオタイプとは全くかけ離れた違う世界があります。
旅をする度に思うのが、カメラは旅を何十倍も楽しいモノにしてくれるんです。
カメラが趣味になる前の僕は、国内外、どこに行っても、ただ何となく観光して買い物したり、少し遠い名所なんて面倒くさくなって行かなかったり。朝だってちょっと寝坊しちゃったり、すこし早くホテルに帰っちゃったり。
でもカメラと一緒だと、自然とフットワークが軽くなるんです。
「明日は早起きしてあそこから朝日を撮ろう」とか、
「人の居ない状態で写真を撮りたいから夜遅くに行ってみよう」とか、
「次はこのバスに乗ってあれを撮って、その次は電車に乗ってあれを撮って・・・」
という具合に、本当に色んな所に行きたくなるし、色んな物を見たくなるんです。そして、何よりいいのが旅から帰ってきて、写真を見返した時にまたその思い出に浸れる所ですね。
「 旅 」と「 カメラ 」
人生を最高に楽しくしてくれる組み合わせです。
撮影日: 2014 / 01 / 27-2014 / 01 / 30 場所:San Francisco CA
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