東京で写真を撮るなら押さえておきたいあそことかこことか
2016.06.02どうもこんにちは、保井崇志 @_tuck4 です。
わたくしごとですが先日、住み慣れた大阪からここ東京へ引っ越しました。およそ1300万人がひしめくこの街で、あたりをキョロキョロしながら肩がぶつかり舌打ちされる、そんな日々を過ごしています。
写真を撮り始めて間もないころ、Instagramなどで見る海外の街並みにかぶれた時期なんかは、この日本の雑多さ、統一感のなさを嘆いていたんですが、昨年は京都を、そして先月から東京を撮っていて、今では世界に誇るユニークな都市だと胸をはれるような心持ちでいます。
そんな日本の首都、東京を写真におさめるなら、あそことかこことかは押さえておけ!という本日の記事です。よろしくお付き合いください。
銀座の歩行者天国
銀座の面白いところは土日祝日に歩行者天国になることです。夏期(4月~9月)は12:00~18:00、冬季(10月~3月)は12:00~17:00の間、中央通りが解放されます。東京有数の大通りを、堂々と真ん中に立って撮影できるのは銀座ならでは。
世界貿易センタービル
東京タワーを見る、撮影するなら、個人的にスタンダードがここ、世界貿易センタービルの展望台です。視界360°、地上152mからの景観とうたっていますが、訪れる多くの方の目的は目の前に見えるこの東京タワーでしょう。
実は世界貿易センタービルは、浜松町の都市再生計画で立て替えが決まっていまして、平成31年度に解体が着手される予定とのこと。新しく出来るビルにも展望台があるといいんですけどね。このショットを撮るなら3年以内に訪れておきましょう。
増上寺
展望台から東京タワーを見ていると、やはり下から見上げたくなるわけです。そんな方にオススメなのが増上寺。「Old and New」でいえば東京タワーを「New」と表現できるか微妙ですが、この対比は面白いですね。特に桜の季節に行くとさらに盛った感じになります。
目黒川の桜
桜の話が出ましたが、いろいろとある都内の桜スポットで、群を抜いているのがこの目黒川。約3.8kmの川沿いの両岸に、約800本のソメイヨシノが咲き誇るという圧巻の光景。もちろん混雑も群を抜いているので、じぶんは早朝に行って撮影しましたよ。
六本木ヒルズ展望台
「東京シティビュー」とうたわれる六本木ヒルズの展望台も押さえておきたいです。料金は1800円と高めですが、納得の眺望が広がります。もちろん夜景も素晴らしい。ビル群を見下ろしてどんなことに思いを巡らせますか?じぶんはゲーム「シムシティ」に夢中になった少年時代を思い出します。なんじゃそら。
国立新美術館
ところ変わって乃木坂の国立新美術館。このラインと光の入り方がズルい。定期的に訪れたくなる場所です。「火曜日」という絶妙の曜日が休館日なので気をつけましょう。期待に胸を膨らませて休館日だった時のダメージは大きいです。
新宿思い出横丁
さて小ぎれいな東京が続いたのでドカンと縦構図で新宿、思い出横丁です。一部のフォトグラファーからは聖地化されているこの路地。「思い出横丁」というネーミングも凄い。意外と女性客も多いです。
竹下通り
縦構図といえばここも思い出します。原宿、竹下通り。年齢制限があると勘違いしてしまうくらい若者のための通りです。オッサンのじぶんはもう2度と通らないかな笑。
ゆりかもめ
港区の新橋駅が始発となるこのゆりかもめ。江東区の豊洲駅までを結ぶこの路線は、お台場に行くのに利用する人も多いのでは。自動列車運転装置による無人自動運転を実施しているので、列車の先頭に陣取れば東京の街並みクルーズ体験ができます。良い大人の皆さんはちびっ子に先頭を譲ることをお忘れなく。
レインボーブリッジ
ご存じ東京湾のシンボル、レインボーブリッジ。遠くから全景を撮影されることが多いかと思いますが、意外と渡ってみるのも良しです。
渋谷ヒカリエ
展望台ではないんですが、渋谷ヒカリエの11階まで上がると渋谷の街並みが見下ろせます。駅前のスクランブル交差点は気疲れするよ、という方はヒカリエがオススメ。
五反田駅
ここで謎の展開、五反田駅。アポで訪れた場所なんですが、用事などで初めての場所に行くときは、早めに着いて辺りをぶらつくようにしています。10分歩けば一つくらいシャッターチャンスがあるのが東京という街です。
三鷹の陸橋
JR三鷹駅から西へJR武蔵境駅方面へ歩くと、陸橋がみえます。三鷹にゆかりのある太宰治が、ここに佇む写真も残っていますね。1929(昭和4)年に竣工した当時の姿を今も留めています。現在では家族連れが夕日と列車を眺めにくる平和なスポット。
吉祥寺
「バスが通りまーす!」吉祥寺駅を降り立つと警備員さんの声が響きます。そう、バスが通るんです。
ちなみに休日の井の頭公園はパフォーマンスやらなんやらで・・・、本音で書くと怒られちゃいますけど、ぜひご自身の目で確かめてください。なんかちょっと変なんです笑。
西荻窪
三鷹、吉祥寺、ときたら西荻窪なんですが、この路地と西日と焼き鳥の煙という3点セットは、これまた東京という街の一面を凝縮してる感じありますね。
聖橋(ひじりばし)
御茶ノ水駅を出てすぐの聖橋。聖橋そのものもアーチ型の美しい橋ですが、この橋の上から東の方向を眺めると、地下鉄丸ノ内線、JR中央線、JR総武線の線路が三つ巴になっている景色が見れます。
せっかくの三つ巴なので全ての電車が通るタイミングを狙いたいところですが、中央線と総武線がなかなか重ならないんですね。手前の丸ノ内線はおさえて、後ろのどちらかを合わせる構図がベターのようです。
箱崎ジャンクション
建設のさい、ヤマタノオロチをモチーフにしたといわれる箱崎ジャンクション、嘘です。じぶんはレンタカーしか乗らないので通ったことがないのですが、下から見てもわかるとおり複雑で渋滞の名所となっているようです。
地下鉄半蔵門線の水天宮前駅から地上にあがるとすぐのこの箱崎ジャンクション。夜に撮っていると、駅に流れ込むサラリーマンの多さと、向かいにお巡りさんがいたりで落ち着かない撮影ポイントですが、一見の価値あり。
東京スカイツリー
さて最後はスカイツリー。逆さツリーが見られることで人気の十間橋です。リフレクションが見られるのは風のない日が条件なので難しいようです。じぶんは一度しか訪れていないので何度かトライしてみます。水面に映るツリーまで撮るとなると広角レンズ必須で、スマートフォンでは厳しいかも。そんな時は引き算も必要です。
最後に
いかがでしたでしょうか。行き交う人や高層ビル群、複雑な交通網などを眺めていると、ふと、じぶんがその一部だと信じられなくなるような気がするんですよね。写真を撮ることがそれらとの接点になっているような、そんな気持ちでシャッターをきっています。
今までは訪れる東京でしたが、住んでみて見える東京もなかなか面白いです。今回紹介しきれなかった場所もあるので、それはまた次の機会に。ぜひ東京を撮影するさいの参考にしてください。
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