東京の桜

2017.04.14

Takashi Yasui

どうもこんにちは、保井崇志 @_tuck4 です。

普段は花に見向きもしないじぶんでも、夢中になって追い求めてしまう花といえば、そう桜ですよ、桜。

今年は思う存分東京で桜を撮ろうと決めて、いろんな場所を撮ろうと思っていたのに、ふたをあけてみれば4カ所のみにとどまりました。あいにく雨が続いたこともあるのですが、桜のもつ多彩な表情にひかれて、同じ場所に何度も通ってしまいました。

2017年の桜も、東京では終盤を迎えていますね。散りゆく桜も美しいのでまだ少し花見シーズンは続きそうですが。見頃に花見出来なかった方も、これから見頃を迎える地域の方も、ぜひ花見気分でご覧ください。

千鳥ヶ淵

皇居西側のお堀に沿って咲き誇る桜の名所です。千鳥ヶ淵はなんといっても、お堀に浮かぶボートと、桜、ビル群の3層のレイヤーがとてもユニークです。こうやって見ると、ビルも花見がしたくて背伸びしているみたいですね。

最寄りの九段下駅から地上に出ると、すでに人も車も大渋滞ですが、しっかりと通行順路が決められていて、見た目よりも快適に花見できます。じぶんは一人なので歩いて見るだけでしたが、ボートに並ぶ列は凄まじかったです。2時間くらい並んでるよ!なんてSNSのシェアも見かけました。

増上寺

すごく桜が咲き誇っている、という場所でもないんですが、東京タワーと桜のフレームで撮れるのが魅力。500円払って「徳川将軍家墓所」とに入ると、より落ち着いて花見が出来ます。

井の頭公園

じぶんは杉並区に住んでいるので、おとなり武蔵野市の井の頭公園は、地の利で朝早くから撮影しました。朝の6時で、しかもけっこう雨も降ってきてるのに、場所取りの人がたくさん!日本人の花見への執念を見た気がしました。でも「雨でも場所取りしたんすよ!」みたいなエピソードが後から楽しく語られたりするんですよね。

朝の静けさから昼間は一変。ファミリー層から若者お年寄りまで、これぞお花見といった光景が広がります。アヒルボートが可愛い。

日を改めて同じアングルで撮った写真。散りゆく桜の花びらが星のようでした。

目黒川

去年、2016年の4月上旬はまだ大阪に住んでいたのですが(東京に引っ越したのは4月下旬)、ちょうど仕事で東京に来ていたので少し撮影できたのがこの目黒川です。あまりの美しさに、「来年はここでたくさん撮る!」と心に決めたのでした。

その決意どおりに、今年は合計4日間もこの目黒川に足を運びました笑。4日間のうち早朝の撮影は3日間。朝4時半に起きて、5時の電車に乗って中目黒駅に向かいました。どんだけ。

「中目黒駅」と「目黒駅」は2㎞ほど離れた別の駅なのですが、ちょうど目黒川沿いに桜を撮っていると目黒駅方面にたどり着くという、4日間ともこのルートを辿りました。

川に散っていく桜の花びらも美しい。なんと潔く、切ない花なんでしょうか。

(おまけ)写ルンです

おまけといいますか、最近はポケットに常に「写ルンです」が入っているので。デジの写真も好きですが、とたんに古いアルバムに入っている感が出るのが面白いですね。

最後に

写ルンですの写真はカメラ屋さんに出して返ってきたそのままの写真ですが、デジタルではかなり気持ちを込めてエディットします。以下の記事も参考にしてみてください。

【Lightroom 実践講座】段階フィルターと円形フィルターについて

ソメイヨシノには「遠くから見ると白いのに近くで見るとピンクなんや!」と感動した子供の頃の原体験があって、それをエディットで表現したいという使命感みたいなのがあるんですよね。

写真総数76枚と、怒られちゃいそうな量ですが、なんならまだ撮れますよってことで、どこかこれから見頃の場所に遠征しようかなんて考えております。

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Takashi Yasui
Photo & Text by 

2010年に趣味で写真を始める。Instagramとの出会いがキッカケで、2015年にフリーランスフォトグラファーに転身。Instagramを通じての企業案件やアーティストの撮影など、新しいフォトグラファー像を追求している。