【レビュー】FUJIFILM X-T10キタコレ

2015.07.07

Takashi Yasui

どうもこんにちは、Tuck @_tuck4 です。

2015年4月に公開した「ぼくがFUJIFILM X-M1を使い続ける理由」でFujifilmのミラーレス「X-M1」への愛を存分に表現したわけですが、このたび新しい相棒をお迎えしました。

Fujifilm X-T10

そうなんです。2015年6月25日に発売された「X-T10」です。事前予約して発売日にゲットしました。さっそく長野の写真合宿にも連れて行って大満足だったので、現時点で気に入ってる点を中心に、ご機嫌にレビューしていきましょう。

X-T1との違い

まずふれておきたいのですが、Fujifilmには2014年2月15日に発売された「X-T1」というカメラもラインナップされています。今回のX-T10はそのX-T1の弟分、という紹介のされ方をWeb上でよく見かけますね。

X-T1の重さ440gからひとまわり小さくなってX-T10は381g。撮像センサー、画像処理エンジンは両者同じとのことで、画質は同等。ざっくり見てみると以下の3点が違うようです。

⑴ 防塵・防滴性(X-T10はなし)
⑵ 連写性能
⑶ ファインダーの倍率

最大の関心事ともいえるAFですが、これも同等。これでX-T1よりも3~4万円安いとのことなので、X-T10のコストパフォーマンスはかなり高いといえます。

Fujifilm X-T10

X-T10はX-M1の後継機

普通に考えて、すでにX-T1を使用しているユーザーはX-T10に手を伸ばす理由はないですよね。コンパクトになったといってもミラーレスの範囲内の話で50gの差ですし。

それに比べて、X-M1が発売されたのが2013年7月27日。そして今回のX-T10ということで、サイクル的にもちょうど良いですし、サイズ感もX-M1は330g、X-T10は381gとほぼ同等。実際じぶんと同じようにX-M1ユーザーでX-T10の購入を検討しているという方は多いかと思います。

「X-M2」?というのが発売されるのかどうかはわかりませんが、勝手に「X-T10はX-M1の後継機」と認定してしまいます。というわけで、今記事はX-M1ユーザーから見たX-T10レビューです。

操作性が信じられないくらいアップ

Fujifilm X-T10
上面のダイヤル。じぶんはヘビーに使うダイヤルはシャッタースピードのみなのですが、クラッシックな雰囲気がカッコいいです。

で、めちゃくちゃ嬉しいのがファンクションボタンの割り当て箇所が多いこと。十字キーはもちろん、フロント、リアのコマンドダイヤルも含めて合計7カ所ですよ!X-M1なんて1カ所ですからね・・・泣。

Fujifilm X-T10

さらにフロント下部にはフォーカスモード切換レバーが。これでメニューをたどらなくてもフォーカスモードを切り替えられます。これも嬉しいです。

AF速度がアップ

これはもう発売前の実機で試して感動したのですが、X-M1からの体感でいうと、1.5倍は速くなりました。レンズにもよるかと思いますが素晴らしいです。

あとは親指フォーカスも使えます。もちろんシャッター半押しでもフォーカスは合うのですが、あればあればで使いますよ。

ファインダーはやっぱりあった方がいい

ご存じ、X-M1にはファインダーはありませんし、外付けでつけることもできません。じぶんは特に不満を感じることはなかったのですが、あるならあるにこしたことはありません。それに「ファインダーを覗くとそれっぽい」という、なんだかそれだけで写真がうまくなる効果も期待できます笑。

X-T10のEVFはタイムラグ0.005秒とのことで、なんというかスゴいみたいです。

Fujifilm X-T10

作例紹介

作例なんですが、すでに「ぼくがFUJIFILM X-M1を使い続ける理由」でFujifilmの色乗りの良さはお伝えできたと思うので、今回はX-M1にはなかったフィルムシミュレーション「PRO Neg.Std」と「クラシッククローム」を使って数枚だけ紹介します。

特に「クラシッククローム」はお気に入りで、「VSCO film」を使っていなければ、こればっかり使ってると思われます。レンズは全て「XF35mmF1.4 R」

PRO Neg.Std

Fujifilm X-T10

Fujifilm X-T10

クラシッククローム

Fujifilm X-T10

Fujifilm X-T10

Fujifilm X-T10

Fujifilm X-T10

最後に

いかがでしたでしょうか。まだ全然使っていないのでファーストインプレッションといった感じでお伝えしました。使い続けていくうちに、また良さがわかってくると思うので改めてレビューさせてもらいます。

比較ということでかわいそうな役回りのX-M1でしたが、もちろんこれも名作カメラ。眠らせておくのはもったいないので、新たにFujinonレンズ「XF14mmF2.8 R」を購入して、X-T10と「XF35mmF1.4 R」との2台体制になりました。ミラーレスなのでこういう使い方でも機動性は落ちません。

[2015/08/06]続編書きました。FUJIFILM X-T10 レビュー続編

おまけですがInstagramで「What camera are you using now?」のキャプションでX-T10の写真をアップしたら、世界中の人がコメントで答えてくれましたよ。外人はノリ良いなぁ。

Takashi Yasuiさん(@_tuck4)が投稿した写真

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Takashi Yasui
Photo & Text by 

2010年に趣味で写真を始める。Instagramとの出会いがキッカケで、2015年にフリーランスフォトグラファーに転身。Instagramを通じての企業案件やアーティストの撮影など、新しいフォトグラファー像を追求している。