Location of the Feelings -Mt.Kurama-
2015.05.19244 @tsuyoshinges -Column
京都市左京区に位置する鞍馬山は春は新緑、秋は紅葉で多くの観光客が訪れる名スポットです。
山中を運行している叡山電車に乗って貴船口駅まで行くんですけど、この叡山電車がめちゃくちゃいいんですよ。途中に青もみじのトンネルの中を走ったりもするんですけど、そこに差し掛かると徐行運転をしてくれるんです。まさにフォトグラファーのための電車です笑。叡山電車ツアーとかやりたいですよね。
晴れた日の新緑は光が絡み合って煌びやかに見えます。それを期待して行ったんですけど、あいにくこの日は雨だったんですよね。どうかなーと思ってたんですけど、それが逆にしっとりとしていて、深いグリーンも映えて最終的には「雨降って良かった!」と勝手な事ばかり言ってましたよ。
貴船口駅からは川沿いを貴船神社まで歩くことをお勧めします。バスも出てますが、大きな勾配はありませんし30分程度で神社に着くんですよね。何より水辺近くの緑の中を歩くのは気持ちいいんですよ。
貴船神社はこの時期は赤と緑のコントラストが美しいのですが、紅葉の時期はこの緑が赤に染まるんでしょうから、今から楽しみですね。
駅から歩いてきた道を少し戻れば鞍馬山の入山口があります。2時間ぐらい山道を登ったり下ったりするのですが、山中の空気が気持ちいいのと、景色にも圧倒されて、写真を撮りながら歩くのがむちゃくちゃ楽しいんですよ。
その中でも「木の根道」という場所はムーさん(RECO | instagram)の写真を見て、ずっと訪れたいなと思っていた場所だったんです。
写真を始めてたくさんの被写体向き合うようになってから、今まで好きではなかった雨の日が好きになり、また以前では訪れることのなかった場所に行くようになりました。特にこういった山の中であったり、河川敷であったり、自然を感じれる場所がとても好きになりました。
あと、最近ですが自分の中で写真に対する位置付け的な部分で徐々に変わってきたことがあります。それは写真を撮りにいくことが目的になるのではなく、訪れた場所で見たものや感じたこと、そこで友人と一緒に過ごした楽しい時間があって、その体験の中の記録として写真があるのかな、なんて思ってきました。
日々の生活を送っていく中で体験、経験って非常に大きな意味を持ちますよね。
RECOのAboutでも書かれているように、写真を通してのリアルな体験や行動を大切にすること。
行きたいと思っていた場所に行く、会いたいと願っていた人に会いにいく。遠回りをすることだってあるでしょうけど、これが日々の思想や願望に対して、自分との距離を縮める一番近い方法なのかなって感じるんですよね。
自分にとっての「Location of Feelings」はいつ行っても、思わずシャッターを押してしまう場所、そして流れていく時間を忘れてしまうような大切な場所なんです。
そんな場所を一緒に探しに出かけませんか。
2015.05.04 Walking with ERY
Location of the Feelings
-Rinku Marble Beach-
-OSAKA STATION CITY-
-Mt.Kurama-
-夏のりんくうタウン-
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