【Lightroom 実践講座】コレクションについて
2015.03.18どうもこんにちは、Tuck @_tuck4 です。Lightroomの使い方や便利な機能を連載でお届けしています。さて、今回が第2回。前回はカタログの概念を理解すること、そして写真の読み込みまでのお話でした。
【第1回】Lightroom 実践講座 ーカタログの概念と写真の読み込みについて
今回は写真を読み込んでから、写真を選別していく作業についてです。
その前に少しふれておきますが、写真ファイルにはRAWとJPEGという種類があります(他にも形式はあるのですが主になるのはこの2つ)。RAWとJPEGはLightroom内ではほぼ同じ感覚で扱うことができますので、ここでその違いを説明することはしません。ご自身で調べてくださいね。
[最終更新 2015/03/18] バージョン / Lightroom 5.7 for windows
クイックコレクションを活用する
人によって1日の撮影枚数というのは違うかと思います。わたくしTuckの場合は1日撮影に出かけると300枚~500枚ほどの写真を撮ります。その中から、Webへのアウトプットを目的に現像するのは1割程度です。
写真の選別作業にあたって、Lightroomにはいろんな選択肢が用意されていて、色づけできるカラーラベルや、星の数でランク付けするレーティングなどありますが、正直言ってオススメしません。ジャッジに種類やランクを入れるとなると、作業が複雑化して取りかかるのがおっくうになってしまうんですよね。
じぶんがおすすめするのは「クイックコレクション」。Lightroomの画面、左サイドバーの上部にあるこれです。
まず取り込んだ写真から良いと思った写真を選んでいきます。webにアップするとかしないとか、あまり考えずに、この「クイックコレクション」にどんどん入れてしまいます。
ここでショートカットキーを使います。写真を選択して「B」をタイプすると、このクイックコレクションに入っていくんですね。Lightroomには多くのショートカットキーが割り当てられていまして、このショートカットキーについても別の機会にまとめようと思います。ライブラリモジュールで写真を見ながら、気に入ったら「B」、でなければスルーです。一通り見終わると、クイックコレクションの中にはピックアップされた写真がたまっているわけです。
次にそのクイックコレクションに入れた写真の中から、さらに選んで写真の編集に入るわけですが、現像に関しては次回以降でふれていくので、前後しますがその後の写真の振り分け作業にいきます。
コレクションについて
クイックコレクションとは別に、左サイドバーの下に「コレクション」という場所があります。
ここではクイックコレクションに対して、よりストック型のコレクションを作れるわけです。ここの「スマートコレクション」という項目では、条件をカスタマイズできて、例えば「一ヶ月以内に撮った写真」とか、「ビデオファイルのみ」とか、カメラを数種使っているならカメラの種類とか、条件を設定してフィルタリングできます。
そして「コレクション」です。スマートコレクションのように条件にあてはめなくても、右クリック > 「コレクション作成」から、たとえばモデルさんの名前とか、「風景」とか「ブログ用」とか、好きな名前をつけてコレクションをつくれます。ここにはスマートコレクションとは違って、じぶんで写真を追加していきます。
前からの続きでいうと、クイックコレクションに放り込んだ写真の中から、さらにピックアップして現像していきますよね。じぶんの場合はアウトプット先の「Instagram」 「Tumblr」などのコレクションを作って、現像した後の写真をここに振り分けていきます。
クイックコレクションには入れたけど、けっきょく選ばれなかった写真は「Unpublished」というコレクションを作って、どんどんここに放り込んでおきます。後から「まだ手をつけてない写真、アップしてない写真はあるかな?」 といった場合は、この「Unpublished」を見れば参照できるわけですね。
さらに、他にもテーマごとに「2013年東京」とか「Thins organized」とか作って振り分けていますよ。
これらのコレクションに振り分けた後は、クイックコレクションからは写真を消しておきます。クイックコレクション、コレクションともに、ここで写真を消しても、ライブラリから写真ファイルが削除されるわけではないのでご安心を。
写真を食材に例えると、クイックコレクションが「キッチン」で、スマートコレクションを含んだコレクションが「冷蔵庫」、すべての写真が見れるライブラリモジュールは「スーパーマーケット」、みたいなかんじですかね。
キッチンは常にきれいに、ということで、クイックコレクションは空の状態をキープしておきます。
最後に
というわけで、コレクションについてでした。もちろん、カラーラベルやレーティングを使ってもかまいませんし、あくまで一例として参考にしていただけたらと思います。
さて、次回は「プリセットについて」を予定しています。みんな大好き、「VSCO film」にもふれていきますね。
Lightroom実践講座
【第1回】Lightroom 実践講座 ーカタログの概念と写真の読み込みについて
【第2回】Lightroom 実践講座 – コレクションについて
【第3回】Lightroom 実践講座 – プリセットについてと「VSCO film」レビュー
【第4回】Lightroom 実践講座 – 便利すぎるショートカットキー
【第5回】Lightroom 実践講座 – 段階フィルターと円形フィルターについて
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